英国で30年位前購入した江戸中期の輸出用古伊万里。作風から元禄前後と推定しています。当時の伊万里の独特の赤、呉須が残り、当時の金彩も一部残っています。花の部分が盛り上げて作られており、さすが伊万里のデザインの細かさを思わせます。英国で修理されたと思われ、注ぎ口、取っ手が金属で修理されています。修理も最近のものではない古修理で、これも今となれば大いに雰囲気があり、魅力になっています。蓋も写真のように修理されています。以上の状態から参考品として出品致しますが、本体部分はしっかりと当時の伊万里の作風を残し、その後なされた金属での修理も趣きを添え、ある意味でレアな作品になっています。当時の作風の研究にまたはインテリアとしてお使いください。上記の状態をご理解いただけます方に。底面径5.5cmkshelf