未使用の硯ですが、みにすた流の硯チューニング（改刻・整備）した高田硯（岡山）です。硯裏に「高田硯　佐久知梅丘作　印」と彫られています。彫の２行目は読めませんが、〇硯研？高田硯は岡山県真庭市（旧　勝山市高田地区）の神庭山から取れる黒石を使った硯です。佐久知梅丘さんを詳しく存じませんが、硯を見る限り美術工芸系の方です。硯裏の名前の彫を見ても、岡本太郎の様な尖がった印象を受ける文字です。この硯も自然型で尖がっただけの実用硯に見えるかもしれませんが、そうではないです。自然に石はこの形状にはならないです。で、よく見ると作家の削りが入っています。上の尖がり部分、山の造形です。で、この山の造形は何か？と思って調べてみると、真庭市高田地区の北側に櫃ケ山（ひつがせん　湯原富士）という山があります。恐らくこの硯はその山の形状に似せて作られています。つまり、この硯は高田地区の名山を模した美術工芸硯です。それが硯裏の丘〇印の意味だと思います。（俺の硯じゃ、って感じですね）この硯で佐久知梅丘さんを好きになりました。（ご存命ではないと思います）近所づきあいをしたいタイプの方ではない気がしますが（笑）、硯への一本筋の通った考え方をお持ちの硯匠さんだった様です。かな・漢字向けの硯チューニングを行っています。墨が滑らかに気持ちよく速くすれて発墨します。濃墨から淡墨まで墨色が良く、伸びもよいのでサラサラ書けて、よい線が書けると思います。墨堂も広く、墨池も深いので使いやすい硯です。かな半紙～全紙、漢字半紙～半切、画によいです。松煙墨（青墨）、油煙墨（茶墨）ともによく、濃墨から淡墨まで美しい墨色が出ます。サイズ：17.5×14.2×3.0cm重量：1kg超（1500gぐらい）＊墨と同梱であれば墨を400円／本お値引きしてます。＊発送は全て輸送補償のあるメルカリ便を使用しています。#みにすた硯（感動硯）↑硯の一覧をはこちらをクリックください。販売中のみ表示にチェックをつけると、より見やすいです。チューニング：墨おり、墨色、墨の伸びを良くして、よい字・画が書ける様にする整備の事です。私の硯を使って、字が上手くなった気がするとよく言われます。書　書道具　墨硯　スズリ　すずりかな　仮名　漢字　日本画　水墨画　墨絵　絵手紙